リコンビナントFSHは、遺伝子組み換え(リコンビナント)技術によってつくられた排卵誘発のための薬で、卵子の発育に必要な卵胞刺激ホルモン(FSH)を有効成分とします。海外では10年以上使われ、現在では90ヶ国以上で使用可能となっています。
リコンビナント技術では、卵胞の発育に必要な卵胞刺激ホルモン(FSH)をつくるためのヒト遺伝子を特別な培養細胞に入れ、細胞を大量に培養し、それによってつくられたFSHの培養液を精製します。この技術によって、純度が高く(99%以上)、品質が均一なFSHをつくることができます。リコンビナントFSH製剤には、ヒト尿由来のたん白質・ウイルス・薬剤等の混入の危険性がありません。

尿由来のゴナドトロピン製剤は、閉経後女性の尿から採取してつくられています。
遺伝子組み換え技術により製造されたリコンビナントFSH製剤には次のような特長があります。
●品質が均一 ●高純度
●ヒト尿由来のたんぱく質・ウイルス・薬剤等が混入しない
たんぱく質は、遺伝子をもとにしてつくられます。体内にあるFSHはヒトの細胞がつくり、リコンビナントFSH製剤は特別な培養細胞がつくりますが、つくられたFSHそのものには違いはありません。実際、リコンビナントFSH製剤の安全性は、通常の医薬品と同じように臨床・非臨床試験で確認されています。

遺伝子組み換え作物は、外部から導入された遺伝子をもち、新しい特性が加わっている点で元の作物とは違っています。